私たちの考え

県陵二六会生の近況報告「F組 田中公男さんの原稿を掲載」

田中さんの原稿は、信濃毎日新聞に入ってくるタウン情報の
4月11日付「読者エッセイ」に掲載されたものです。
田中さんは、長い教員生活を終えた後、現在は第二の人生を歩まれています。(古川)

以下、掲載された原稿になります。

「弁当の力」

田中 公男

手作り弁当には不思議な魅力がある。
小中学生の時の行事日には母が、定年前の職場の弁当持参日には妻が持たせてくれた弁当の思い出は、はれの日の記憶とともに家族との温かなつながりの証しとして自分の心の奥底に心地よく住み着いてくれている。

そんな弁当を昨年度から自分が作る側になった。定年退職後にお世話になっている職場の近くには食堂やコンビニ等がないため、毎日の昼食持参が必要になったからだ。
生来の食いしん坊故に台所に立つことに抵抗はなかった。だが、毎日のこととなると不安もあった。そのため、やる気を鼓舞するために「まず形から」と洒落た曲げわっぱの弁当箱を奮発して買った。必要な初期投資だ。

最初の頃は少し早起きをして慣れない手つきで自作のおかずも作った。しかし、途中から昨日の夕食の残りやコンビニ総菜等も詰める省エネの技も覚えた。それでも彩り豊かな作品(?)ができるとそれを記録に留めたいと写真なども撮ってしまう。今では妻の弁当持参日には私が張り切って弁当を作っている。妻の「おいしかったよ!」の一言が励みだ。

最近は、天気の良い休日には手作り弁当を持参して公園に行き、趣味のノルディックウォーキングをした後にそれを食べる。屋外で食べる弁当は格別うまい。還暦親父が独り公園で弁当を食べる姿は他の人の目にどう映るのかと心配もするのだが、「楽しいんだから気にしないでね」と心の中で呟いている。

昨年度は、持参弁当をほぼ一年間作り通した。今年度はテレビの料理番組を視聴してのスキルアップ、常備菜作りやスープジャーを使ってのスープ弁当作りも、と夢は広がる。
弁当作りはこのエッセー執筆とともに私の定年後の大きな楽しみの一つに加わった。

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