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2018/04/10

雑感『うさぎのこと』

イヌもネコも、小動物であっても四つ足動物は嫌いだった。
ペットにしようなどとはつゆほども思わなかった。

2011年の真夏のある日、事務所の駐車場に、どこからか子ウサギが迷い込んできた。見つけた時は、お向かいが、兎のブリーダーをしている家だということなど知る由もなかった。だから、地元のタブロイド新聞に『迷いウサギ』の広告を出したりして飼い主を探してみた。その間、事務所の中では、夫が6人ほどいる事務員と一緒に、ウサギ用のケージや餌やトイレなどをネットで注文したりして、てんやわんやながらも、みんな楽しそうに準備をしていた。
私はそれを遠巻きに見ているだけだった。
しかも、夫はみんなと相談して、ウサギに名前を付けた。まだ生まれて間もない大きさで性別が分からなかったが、たまたま事務所に来たお客さんの(彼はウサギを飼ったことがあるという人だった)「多分オスだろう」の一言で、『慎之介』!!

けれど、結局飼い主は現れなかった。事務所の中で飼うわけにもいかず、事務員が持ち回りで家に一晩連れ帰ってみたりした。私は夫が「やっぱりうちで飼うことにする」などと言いませんように・・・と願っていたが、案の定「今夜からうちに来るから。」と、先に帰宅していた私の携帯にメールが来た。
夫は、私が動物嫌いだと知っていたので、毎朝のトイレ掃除は、率先してやってくれた。私はそれを当然のことのように、見ているだけだった。
しかし、毎日先に家に帰るのは私だ・・・。
空になった器にウサギ用のペレットを足し、水を替え、からないまま、「ウサギといえばニンジン」とばかり、人参をほそく切ってはあげていた。
あ~あ 面倒くさ~い!

しばらく経ったある日、いつも来てくれるクリーニング店のお兄さんが、小さい子供さんがいることに気づいて、「子供さんウサギ飼わない?」と聞いてみた。子供さんが動物好きなら引き取ってもらえる・・・
彼は家族に聞いてみると言って帰っていった。

しかしである・・・
これで厄介払いができる、と思った直後の、あの感情をなんと表現したら良いのだろう・・・?
今まで感じたことのない寂しさ、愛おしさ・・・
接した時間は短かったのに、色々な場面が思い出された。
家に帰った私の気配を察して、立ち上がっては餌をねだってきたこと・・・
人参をあげた私の指を、たまにペロペロなめてくすぐったかったこと・・・
叱ると、首をすくめてじっとケージの隅にいたこと・・・
もし、彼が引き取ると言ったら、あのウサギはその時からいなくなる・・・
・・・・そんなのいやだ!・・・・・でも・・・・

私は一晩逡巡したのち、クリーニング店の彼に電話をしていた。
「やっぱり、あげられないから・・・ごめんね・・・・・。」
彼のほうも、飼うのは難しかったようで、断るつもりらしかった。
ほっとしたのも束の間、今度は、事務所のお向かいの例のブリーダーの人が、どこかからうちのことを聞きつけたらしく、やって来た。
「・・・どうしよう・・・?」
でも彼はこう言った。
「もし、小さな子供さんがいるようならどうぞ・・あげますよ。そのまま飼ってください。」
「小さな子供はいませんが、是非飼いたいんです!」
彼は快く「どうぞ」と言ってくれた。
そして、「車の交通量がとても多いのに、よく無事で、反対側に渡れたものだ・・・」と話して帰っていった。
後日、菓子折りをもってお礼に伺ったのは言うまでもない。

そうして、ウサギは晴れて我が家の一員となった。
今では、餌やりもトイレ掃除も私の仕事だ。
夜になれば、ケージから出して二人と1匹で遊んでいる。
スキンシップをして、猫なで声で呼びかけ、遊び道具やおやつをネットで取り寄せ、少しでも様子がおかしければ病気を心配し、すぐ医者に連れていく。こういうのを『うさバカ』というのだそうだ。
二人して『うさバカ』を満喫している。

ペットとしての歴史が浅いウサギは、その生態について、まだわかっていない事も多いようだ。平均寿命は、4~5年とも、7~8年とも言われている。私たちは、あとどのくらい一緒にいられるのだろう? もう出会ってから7年が経とうとしている。

私は、このウサギのおかげで『動物の気持ち』というものを考えるようになった。散歩中の犬や、猫が気になるようになった。そして表情を見て彼らの感情を読み取ろうとするようになった。道端に降りて餌をついばんでいる小鳥にまで目が行くようになった。
私にとっては、これは大きな変化だ。あんなに嫌いだった犬や猫に、出会ったら、声さえ掛けている・・・。

私を変えてくれた、『慎之介』と一緒に、これからは、《ほっこりと》生きていきたいと思っている。
もちろん、夫とともに・・・

古川幸枝

2017/05/01

県陵二六会生の近況報告「B組 小林隆さんの原稿を掲載」

小林さんの原稿は、信濃毎日新聞に入ってくるタウン情報の
4月27日付「読者エッセイ」に掲載されたものです。
小林隆さんも田中公男さんと同じく、長い教員生活を送られ、現在は自宅で鋭気を養っております(古川)


原稿はこちら >>>

2017/04/13

県陵二六会生の近況報告「F組 田中公男さんの原稿を掲載」

田中さんの原稿は、信濃毎日新聞に入ってくるタウン情報の
4月11日付「読者エッセイ」に掲載されたものです。
田中さんは、長い教員生活を終えた後、現在は第二の人生を歩まれています。(古川)


原稿はこちら >>>

2016/10/07

採用情報 10月21日(金)まで

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■不動産登記業務・成年後見業務
採用人数 正社員1名 パート1名
業務内容 不動産登記業務・成年後見業務
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■応募方法
ご希望の方は10月21日(金)までに履歴書をお送りください。

司法書士 古川綜合事務所
〒390-0863 長野県松本市白板1丁目9番43号
TEL.0263-35-9188

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